2008年04月01日

佐野藤右衛門邸の桜@京都市右京区


今年で3年目になる、水上 勉の小説「櫻守」に因んだ桜を鑑賞する旅…『小説「櫻守」を辿る旅』…今年は、京都市右京区は広沢池の近くにある佐野藤右衛門邸に行ってきました。
満開にはまだ早かったのですが翌日、日曜の天気予報が雨だったので3/29(土)にしました。

※写真をクリックすると拡大写真がご覧頂けます。


管見ですが、簡単に説明させて頂きます。佐野藤右衛門さんは、天保3年(1832年)創業の京都・嵯峨野「植藤造園(うえとうぞうえん)」の社長さんで、かつて仁和寺(にんなじ)に仕え、当主が代々「藤右衛門」の名を継いできた佐野家の16代目、桜守としては3代目にあたられます。
水上 勉の小説「櫻守」(新潮文庫版)の106頁の中程に「だが、この京都に、その頃から桜をかわいがって植える人もいた。筆頭は広沢の池の宇多野である。・・・」この宇多野藤平のモデルが当主のご尊父、15代佐野藤右衛門氏なのです。




時折小雨の降る撮影には向かない天候でしたがデジカメに収めてきましたのでご笑覧下さい。
素晴らしいの一語に尽きます。こちらの枝垂桜は円山公園の枝垂桜と兄弟木なのだそうです。




円山公園の枝垂桜の正式な名は「一重白彼岸枝垂桜」といい、昭和22年(1947年)に枯死した枝垂桜の2代目です。現在の桜は、15代佐野藤右衛門氏により、昭和初年に初代の桜から種子を採って育てられたもので、昭和24年(1949年)に寄贈、植栽されました。





当主のご好意で来園者用に床机も出されていました。(写真右奥)





   白い花弁の枝垂桜の向こうは幽玄な竹林です。





ふくよかで、可憐です。





         凜として気品が漂っています。




当主のご邸宅は、茅葺屋根でした。著書「桜のいのち 庭のこころ」の前書きには「私の家は昔のままの古い茅屋根ですが、いっこうに変えようとは思っておりません。古いものが好きだとか、熱狂でそう思うのではなく、これが本来の日本人の暮らし方だと思うからです」とあります。





夜桜鑑賞用のライトや篝火なども用意されていました。とても感動しました。また来ます!

『小説「櫻守」を辿る旅』過去記事A「墨染寺(ぼくせんじ)」
           http://mickeyclub.seesaa.net/article/392299531.html

『小説「櫻守」を辿る旅』過去記事@「亦楽山荘(えきらくさんそう)」
           http://mickeyclub.seesaa.net/article/392299402.html





「植藤造園」 住所:京都市右京区山越中町13


posted by ミッキー at 20:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説「櫻守」を辿る旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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